今年も残すところわずかとなりました。神社や仏閣は、本殿や本堂などの大掛かりな清掃・すす払いの様子がテレビで紹介されています。一方、神前や神事の場に不浄なものの侵入を禁ずる印としているしめ縄の取替えも行われ、一年の速さを改めて感じる昨今です。
除夜の鐘について紐解いてみますと、除夜とは大晦日の夜のことで、除とは開くという意味があり、古い年を取り払い新しい年を開くことを表しているのです。
現代の私達の感覚からすると、一日は日の出とともに始まるように思います。しかし、古代日本では太陽が沈むと新しい一日が始まると考えられておりました。古い年を取り払うといって大晦日の夜から新年の祝いを始めるのもそのためです。年神さまとご先祖さまを祀り、家族全員が無事に一年を過せたことに感謝し、夜を通して過ぎ行く年を惜しむことにあるのです。大晦日の深夜12時近くになると各寺院で除夜の鐘が打ち鳴らされる鐘の音を聞くと厳粛な気持ちになります。百八回の金を撞きますが、この数は人間の煩悩(迷いや欲望)の数と同数と言われます。百八つの煩悩を一つひとつ打ち消し浄めるために除夜の鐘を打ち鳴らすのです。この鐘の音は、旧年を振り返り、「欲望に捉われた一年ではなかったか」と反省するための警鐘であるといえるのです。近頃では、年末年始を利用して海外旅行に行く人が増えています。今年は国難とも言える不幸な年でした。自分達の欲望ばかりを優先せず、元気で働くことのできることに感謝の気持ちを込めて、新年を迎えていただくことを心から祈念いたします。

| 2011年12月21日 水曜日 | 経営 |

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