私が郷里を後にして東京に出て来たのは昭和29年で、60年前になります。その当時は職を選ぶことができず、就職する先があれば喜んで何処にでも行こうと覚悟し勤めた時代でした。
今日の時代背景をみますと、学生の就職希望は大手に集中し、千人以上の企業の求人率は60倍であるのに対し、中小企業の求人率は4倍に過ぎず、これは中小企業が新卒者を求めていることを示しています。楽な方へと向かう流れを変えることができず「寄らば大樹の陰」で、努力を強いられると予想される中小企業には就職せず、若者の失業率は9%を越えています。
日本では、いかに世間でいう名の通った会社に就職するかに就職選びの重点が置かれているのです。一方でマスコミ等で優良とされている会社が、一夜のうちに凋落するという事態が日常的となっています。どのような会社でも、今後とも安泰であるという保障はありません。社員一人ひとりが自らの職場をしっかり守り発展させる意識と、風土のある企業こそが勝ち残っていくのです。会社という組織が自分を守ってくれるのではなく、自らの行っている仕事の内容や人間性・人柄が、どこの職場でも通用する人でなくてはいけません。自分の働きで通用するのは出身校や前職での経歴や肩書きではありません。武器となるのは組織において自らの頭で考え、自らの判断基準で行動し組織全体に貢献していくことができる能力の持ち主が必要とされるのです。私の青春時代は「自己に厳しく、他人に寛大たれ」と教わってきました。今日の厳しい社会は必要に応じて、相手に厳しく指導することが必要です。

| 2011年1月24日 月曜日 | 経営 |

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