会長の部屋

「心身共に健康たれ」の言葉のように健康の大切さを70歳を過ぎ改めて感じる昨今です。健康であるがゆえに前向きに一生懸命働くことができるのです。しかしながら、ただ一生懸命に取り組んだからといって、個人であれ、会社であれ、信用はすぐに得られるものではありません。個人であれば人間性・人柄が大切です。マザーテレサの言葉に「愛は言葉ではなく行動である」と申しております。
当社は来年創業50年を迎えます。50年の長きに亘り発展の道を歩むことが出来たのも、お客様や関係企業との信用の積み重ねのお陰と思います。信用があるからこそ金融機関からの借り入れもでき長く付き合ってくださるお客様に加えて、さらに新しいお客様も増えていくのです。信用を築くには長い時間がかかりますが、失うのはほんのわずかな時間でも充分です。会社の信用は、社長は勿論ですが、社員一人ひとりの肩にかかっていると意識することです。例えば、お客様からの問合せに十分な対応ができなかったり、クレームに対して丁寧な応対ができなかったりすることは、それだけで信用をなくすのです。応対とはお客様の立場で考えることです。特に役員幹部の行動を部下は見ているのです。上司の背を見て部下は育つのです。お客様からの信用という財産をいかに維持し増やすかと考えると、100年続く企業の原点は礼儀礼節にあります。職場の規律や報告や相談、礼儀正しさなどがなぜ必要なのかは、信用の維持と積み重ねに直接つながるからです。皆さん一人ひとりの行動は、信用を積み重ねている行動か、減らしている行動なのかと、毎日自らを振り返えることが大切です。

先般、岩手・青森を訪問して参りました。震災によって地方は人口が減少し復興に向けた事業環境は大変厳しい状況であることを改めて感じました。
当社は首都圏に身を置き、商いをさせていただいていることに感謝する思いです。青森の駅前を見ましても、シャッター通りの言葉のように、駅前商店街のお店が次々と廃業に追い込まれ寂しい状態でした。郊外に大型店ができた影響もあると思われますが、時代に適応する経営の大切さを改めて感じます。小さな組織が大きな組織に対抗するには、「お店の特徴は何か」をしっかり検証し、結束力を高めることが大切さです。世の中のニーズに応えることが出来なければ生き残っていくことは出来ません。当社が取引いただいているホールにおいて、経営者が代わることでみごとに生まれ変わったホールを見かけます。ホールも装置産業から接客産業に変わり、接客の重要性を感じます。それにはリーダーの姿勢にかかっているのです。人は誰でも他の人に認められたい、誉められたいと思っています。人は自分を認めてくれる人や、自分のことを理解し心より受け入れてくれる人を信頼するのです。それに加えてコミュニケーションの大切さを感じます。自分を認めてくれない、誉めてくれない、理解してくれない上司には、信頼が持てずやる気も湧いてこないのです。上司は叱る前に誉めることを忘れないでいただきたい。職場でお互いの長所を知り、結果が出るまでは長所を通じて支え合い、問題点を指摘し合う風土が職場を変え、企業の繁栄へと変えて行くのです。
それには結束力を高めることです。リーダーは、して見せる努力に心掛けていただきたい。

当社は半世紀に亘りホール業界に身を置き発展の道を歩んで参りました。それには多くのお客様に支持される社員の皆さんの努力によるものに間違いありません。「ローマは一日にして成らず」の言葉のように、一日一日の努力の積み重ねによって初めて可能になるということです。一日ぐらい努力しなくても結果はあまり変わらないのではないかと、真剣に仕事に取り組まなかったり、今日しなければいけない仕事を明日という日があるということで、先延ばししていては信頼を失うのです。今日という一日は二度と来ないのです。成功する為には、今日の一日を最大に活かし積み重ねて行くことが絶対の条件です。
利益は会社にとって必要不可欠です。利益なくして社員の生活を守ることは出来ません。利益はお客様に提供した価値の対価なのです。営業の皆さんに特に心して取り組んで頂きたいことは、私達の仕事の目的・使命は、お客様に喜んで満足していただくということです。自分一人だけではお客様に与える喜び満足には限りがあります。より大きな喜びと満足をお客様に与える為に全社員一丸となり知恵を出し合い、全力で立ち向かうことです。交渉とは人と人のコミュニケーションだと言われます。大切なことは、主張することより相手の話を聞くことです。自分の意見に固執していては、お客様や部下からも信頼をいただくことは出来ません。お客様に信頼をいただく為に本を何冊も読んだからといって成功・繁栄するものでもありません。お客様に喜んでいただくには何を成すべきかを机上にあげるだけではなく、それを実行することです。
努力は自分、評価はお客様です。実践あるのみです。

先般、M企業で三年間勤めていたアルバイトの女性が、突然「今日であがります」と言って退職したとのこと。何故かと疑問を感じ退職した女性の上司に話を聞いたところ、本人の人柄について多くの問題点があるとのことでした。私は、何故そんなに多くの問題点があったなら、その女性の上司が注意指導出来なかったのかと疑問を感じてしまいました。先般、研修の中で先生から「愛の反対語はなんですか」と質問がありました。愛の反対語は無関心と指導を受けました。従業員1人ひとりの成長なくしてお客様から信頼をいただくことは出来ません。上司は部下の育成に責任があるのです。「災い転じて福と成す」の言葉のように、この機会を通じて自らに問題点がなかったかと、自らに矢を向けていただきたいと思ったしだいです。
人間には人から期待され、それに応えたいという意識を誰もが持っているのです。上司はそれを引き出すことに意識していただきたい。会社は社長・上司・同僚と多くの社員の成長により、多くのお客様に支持され成り立っているのです。
三年も勤めた人に問題があったならば、上司の指導育成に問題があったのではないかと意識することです。管理者は自分をしっかり管理する姿を部下に見せることによって部下が見習い、自己を管理するようになるのです。部下を自分の思い通りに動かすことではないのです。管理者に求められているのは自己に対する管理であり、その見本を部下に見せることです。
山本五十六の言葉にある「して見せて、言って聞かせて、させてみて、誉めてやらねば人は動かじ」の教えをしっかり心して指導に当っていただきたい。

9月21日台風の日に、東京千代田放送会館で国吉拡さんの新しい事業について講演があり、厳しい過当競争の時代、何か一つでもヒントにすることがあればと、暴風にもかかわらず行って参りました。講演内容の中で、仕事の喜びが次の仕事を創造し、さらなる喜びを生み出し、仕事を否定し悲しんでいては次の喜びを見つけることはできないと言われていました。それに喜んで仕事をしているとお客様など、それを見た人も喜び、人が集まってくるとも言われてきました。サービス業・接客業においては社員が笑顔や元気で楽しんで働いている姿を見て、再度あのお店に行こうという気持ちになるのではないでしょうか。その他、講演の一部を抜粋して報告させていただきますと、
・ヒューマンスキル(人間性)良い考え方に共鳴出来ない社員はダメです。
・トップの方針の共有、トップの理念を如何に納得しているか、納得させることが出来ているか。
・学歴より学力、知識より知恵の大切さ。
・金利の5倍の利益を上げる。
・小エリアで高いシェアを持つこと。
・何事においてもスピードが必要。
・若い人は金を持っていない、年配の方たちを大切にする営業の強化。
・新規事業は経営者が担当する。
・NO2はクールでトップに具申提言出来る人で、時には嫌われ者であり、金の使い方が綺麗でなくてはいけない。
・社員を育成する中にも5%位は入れ替えることも必要。新事業においては9割の自信と1割の不安を持って当たる。
一朝一夕やり方を変えることは難しいが「やり方を変えよう」という行動変革は、厳しい不況の時代だからこそやらなければいけない。厳しい時代を生き抜く企業人の生き方をしっかり受け止める事が必要な時代です。

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