会長の部屋

私の幼少期と違い、今は大変恵まれた時代でもあります。私は、子供の頃にモノがない厳しい自給自足の時代を経験したからこそ、今日を恵まれた時代であると感じてしまうのだろうと思っています。ところで、充実感について話をしてみたいと思います。就職をする先がないと嘆く人も大勢いる昨今ですが、今日の社会では、仕事を選ばなければ働く先はいくらでもあると思います。そして、仕事が決まったならば、まず他人に負けないよう一心不乱に働き努力することです。それには、将来我が身を預けても良い会社であるのかどうかを知ることが必要です。そうした会社であれば、会社の為に誰にも負けない努力をした、五年、十年後には、必ずや充実感や達成感を感じることができるのです。しかし、充実感とは普段は、なかなか感じることができないものの一つかも知れません。私の場合は、昨年癌に罹ったことで、現在元気で皆さんと一緒に働くことのできることに喜びを感じ、充実感を感じながら日々を過ごしている次第です。また、話は変わりますが、先週の土曜日、当社のお客様の代表が主宰される三山桜三会(さんやまおうみかい)の例祭に参加させていただきました。出羽三山、湯殿山(ゆどのさん)から神職をお迎えし、厳粛の中に式典が催され、大祓詞(おおはらえのことば)、お清めを頂き、想像することもできない感動に浸った一時でした。私は別の用事があり、一足先に失礼させていただいたのですが、その際に、神職三人の方から、ほら貝を吹きお見送り頂いたことに大変感謝した次第です。ほら貝を吹くとは、元気な気を送ることであるとお教え頂きました。社長であり会主の行動に感心する思いです。どんなことでも、一歩踏み出すことの大切さ、そのうち機会があればと思っているだけでは何も始まりません。やりたいことがあれば明日に持ち越さず、今すぐ始めることです。そして、是非、充実感を感じることのできるよう、今を大切に過ごしていただきたい。

管理職や社員の評価は、業績への貢献度によって決まるのです。会社は売上、利益を上げてこそ社員の幸せ、生活を守ることができます。会社は、成長や発展を具体的に実現するために、毎期、経営計画を策定し、経営方針を提示しています。その計画や方針を実現するために、私たち全員で、一生懸命に頑張るのです。一人一人が自分の目標を設定し、達成するための計画を立て、日々実行し成果を出していくことが大変重要です。人間は仕事を通じて成長出来るからです。例えば、社長に進言する立場にある幹部社員は、常にお客様の動向を知り、異質な考え方、パラダイムシフトを促すくらいの進言をすることが大切であると、自覚していただきたい。お取引先企業とのコミュニケーション力を高め、顕在するニーズだけでなく潜在するニーズを取得し、それを社長や役員に進言し、如何に対応すべきかについての価値観を共有した上で、お客様のお役に立つ努力をし、そうすることでお客様の信頼を得て、お客様の喜びを勝ち取るのです。ですから、お客様のお役に立つには如何にあるべきかを、常に考える習慣を身に付けていただきたい。そのような姿勢こそが、業績向上への執念を示していることになるのです。特に当社の場合は、身近に社長、役員がおり、接する機会も多いのです。お客様は、何に困っているのか、どういう情報を必要としているのかを考え、言動に注意をはらう意識が、己の成長であり、会社の発展に繋がっていくのです。経営幹部になるためには、人望が何より大切です。そのためには、謙虚な心を忘れてはいけません。多くの部下が見ているのです。自ら謙虚な気持ちをもって率先垂範することが、社風となり、社員一人一人の成長に繋がり、改善改革意欲に満ちた会社へと続くのです。

失敗を恐れて挑戦をしないことが失敗であるとの言葉のように、チャレンジせずして失敗も成功もありません。現状維持は後退を意味するのです。失敗を恐れてチャレンジしないのはマイナスを意味すると意識することです。我が人生を振り返ってみますと、成功すると取り組んできた仕事においても、時代の流れと共に廃業に追い込まれたことも多々あり、結果的に失敗に終わったこともあります。原因は人財育成の不足にありました。限りある命、人生です。社員の皆さんには、過信することなく、大切に人生を歩んで頂きたい。しかし、気持ちの持ち方で、人生は大きく左右されるのです。やる気も、勇気も、元気も、根気も、気です。気の持ち方で大きく違うのです。景気の気、天気の気、病気の気も、気です。プラス思考に捉え歩むことで、人生を大きく左右するように思います。私は癌に遭遇したものの、一病息災と意識し、癌と向き合い頑張って行く所存です。職場において問題を起こした場合、その者に反省を促すために、賞与でマイナス査定をする場合があります。ペナルティーを科さられた者は、二度と問題を起こさないように努力しているのだろうか、と思うことがあります。仕事の失敗や、健康管理上の失敗である病においても、如何に厳しく自分を見つめるかによって、その後の人生が大きく変わって行くのです。「成長は進歩と反省の厳しさに比例する」とは、ホンダの創業者、本田宗一郎氏の言葉です。失敗したあとの厳しい分析、細部に渡る原因追求、同じ失敗を繰り返さない対策、チャレンジへのヒントを明らかにする努力を、怠っては絶対にいけません。失敗した体験が、次の成功のヒントになるのです。

先日、湘南国際村センターで行なわれた拡大部門長会議を訪ね、給与査定に関するコンピテンシー評価項目について、白熱した議論をされている様子を見て、社員皆さんの成長の大切さを改めて感じた次第です。会議の準備、運営に尽力を頂いた給与改善委員会の事務局をはじめ、委員の皆さんに心から感謝申し上げます。社長をはじめ、役員、各部門長の皆さんが一堂に会し、議論することに意義があります。今回の議論が、会社の発展に必ずや繋がっていくものと確信したところです。コンピテンシーとは、高い業績や成果を継続的に上げる人の行動特性と言われるように、組織においても個人においても、今回の会議で、目標の方向、即ち当社にとって重要なコンピテンシー項目が明確になることで、結集力や集中力が高まり、創意工夫などが生まれてくることは間違いありません。そして、業績、成果を上げるために、大事なことは、メンバーの能力開発だけでなく、必ずやるという意欲の開発です。会議の席上、役員の挨拶の中にありましたが、仕事が好きだと思うことが己を磨き、社会から評価されることに繋がってくるのです。限りある人生です。意識し、行動することで、やる気や情熱が自信へと繋がり、成果がついてくるのです。部門の目標はリーダー一人で達成することは出来ません。メンバーの力が必要です。だからこそ、メンバーの能力と意欲の向上が必要になるのです。そして、そのために、上司は部下の育成が大切になります。上司に不満を持ったり、指示を素直に聞けないようでは上司と良い人間関係は築けません。仕事をスムーズに進めることはできません。気分的にもすっきりせず楽しくありません。上司も同様です。部下は、上司を尊敬し、上司の良い所や長所を素直に学び、欠点などは反面教師にすることで、大きく成長することができるのです。

先般見たテレビ番組の中に、皆さんの成長のヒントにしていただきたいものがありました。それは、自分の長所と短所を理解することが、とても大切なことだというものでした。例えば100が理想の人物像として、自分の性格はどのくらいであるかを考えてみます。60であれば、自分は何で40が不足しているのか、その何かを徹底して考えることです。それには、一日の行動・出来事を振り返り、しっかり頭にたたき込むことが大切です。そして、ダメだと思われる点については、そのダメだと思われる自らの行動を、他人から評価していただくことです。その番組では、現代では、素直な姿勢や、行動の大切さを解っていない学生が多く、知識もスキルも半端な学生が多いと嘆いていました。若い皆さんに言えることは、自分に不足していることは何か、何を改善すべきかを考えることが不足しているということです。そして上司は、若い部下をしっかり指導することの大切さを意識し、指導を実践することこそが我が使命であり、部下の成長がお客様から信頼を得ることに繋がり、会社の発展に繋がるということを、是非、自覚してもらいたい。私の若い頃を振り返ってみますと、自分の長所や短所は何なのか考え仕事をしてきたのかと言えば、そうではなく、ただ無我夢中に、我武者羅に、人に負けまいとの一念だけで仕事をしてきました。だからこそ、自戒の念もあって、若い皆さんには、自分の長所とは何か、短所とは何なのか考えてみることを、お願いしたいと思うのです。上司に意見を求めることも大切だと思います。身につけた長所はどんどん仕事に活かすことが大切です。人生で最も長い時間を費やすのは、仕事であり会社であるのです。

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