会長の部屋

50年を振り返りますと、ホール業界は当社発展の一途を歩んで来たものの、56年にフィーバー機が登場して以来、特に此処10年、業界は売上中心主義へと舵を切り、一部の企業が勝ち、業界全体そして当社に限らず同業他社も大変厳しい時代を迎えております。
さて、数字は皆さんの努力を表しますが、月次報告に目を通すたびに、数字を深く分析し、どんな対策を打つべきか、何をなすべきか、どう行動すべきかを必ず支店営業所の皆さん全員で考える風土、つまり月次の決算分析を毎日徹底して行うことが大変重要です。月次の数字を社員教育、幹部教育に有益に活用すべきです。経営の考え方や行動に関する反省を共有する風土こそ生き残り勝ち残る基本してあると幹部の皆さんは理解していただきたい。やりがいや生きがいは自らが目標計画を立てて実行してこそ、初めて味わうことが出来るのです。厳しい時代こそ、己を成長させてくれる時と考え、困難な仕事に立ち向かって工夫と努力を積み重ね、支店営業所そして営業部全員でやり遂げたときに喜びは倍増するのです。それが大きな成果として現実になったとき、自分自身の成長や自信となり発展の一歩となるのです。
経営とは、社長の強いリーダーシップによるものの、社長一人で出来るものでもありません。各部門長は経営者の立場で部門を運営していく責任を負っていると自覚していただきたい。部門長は一日の仕事を終えたら今日一日の仕事について反省し、明日の仕事について考える習慣を身につけていただきたい。心は行動なり行動は習慣なりです。しっかり身につけていただきたい。

年末だ、正月だと思っていたら桜の咲く4月を迎えています。年を取りますと一日一日の時の流れの早さを改めて感じる昨今です。46期も残り3ヶ月です。売上と利益の数字は皆さんの努力を表します。厳しい時代背景にあるものの、今期も多くのお客様に支えられ目標数字の達成が出来るものと確信いたしております。売上と利益は社員への評価を表しますが、会社の売上利益評価は、金融機関に大きな影響を与え企業を左右するのです。一方、情報による評価は、「評判」のことであり会社の経営姿勢や社員一人一人のお客様に対する姿勢が評判となって結果的に会社を左右するのです。社員の評価は、営業であれば売上と利益を達成することで高まりますが、会社の信用という評判は長時間かけて築かれるものであり、一度落とした信用を高める為には多くの時間が必要です。社員一人一人の努力が信用信頼そして組織力の根源なのです。リーダーは信頼をつくり出すのは「自分」と自覚し、実践し模範となっていただきたい。
当社は皆さんの努力によって創業以来一度も赤字を出すことなく会社運営することが出来ました。これも社員一人一人の努力によるものです。私は創業当時から一番大切にしてきたのが、「自己に厳しく他人に寛大たれ、約束を守ること、嘘をつかない、間違ったことをすれば謝り改めること、人の悪口は言わない、他人に迷惑をかけない」ということで信用というものを特に大切に歩んで参りました。要領ばかり良くて楽して利を得ようとするタイプの集団では、多くのお客様から信頼を得ることはできません。信用を築き上げるには何十年もかかりますが、信用を無くすのは一晩で無くします。しっかり心して頑張って参りましょう。

リーマンショック以来、ありとあらゆる産業が大変厳しい状況にあります。このような時を生き残り勝ち残るためには、職場の改善を如何にすべきかを一人一人がしっかり考え実践するという企業風土が必要です。例えば、会議で全員が目標達成する決意を発表するときは、達成方法を具体的に述べることが重要です。野球で例えると全員野球が大切なのです。営業の皆さんだけで売上達成できるものでもありません。間接部門の皆さんも目標達成を考える企業こそが、勝ち残っていくのではないでしょうか。そして間接部門の皆さんも、週に一度位は営業の皆さんとお得意様を訪問することです。お客様も、時に違った方が来ることで、話題も変わり違った話しを聞くことができると思います。他社と同じことをしていても差別化はできません。何より重要なことは机上で仕事をする場合でも、お客様や現場のことが分かっているのと、そうでないのでは大きな違いが出てくると言うことだと思います。例えば経理であれば、財務諸表の為の経理ではなく、営業マン一人当たりがどれだけの利益を稼いでいるのか、担当エリアごとにお得意先について、自主的に分析する姿勢が大切でないかと思います。経理に限らず、お客様や当社の営業の皆さんに、お役に立つには何をしなければならないかと考えることのできる風土こそが、攻めの経営であり重要なポイントであるのです。当社の社員の皆さんの成長を感じます。しかし、改善する余地はあります。皆さんで考える風土こそ、勝ち残る企業に繋がるのです。

私は癌という不治の病に遭遇したものの、発覚までこれと言った痛みや違和感は全く無かったため、あと半年発見が遅れていたらと思う度に身の毛がよだつ思いです。普通の病なら痛みや苦しみを伴うので直ぐ分かるものですが、癌という病は早期では分かりにくいものです。しかし、何か警告を発していることも事実です。皆さんも痛みはなくとも何らかの異常を感じることがあれば一日も早く病院で検査を受けることです。一病息災の言葉のように持病が一つぐらいあるほうが無病と思っている人より健康に注意して長生きできるのです。私は健康には自信がありました。今、考えれば予兆はありましたが、医者に行っても残念なことに癌の指摘はありませんでした。
さて、会社の健康については、小さなものから大変だと思われるような根の深いものまで色々あります。例えば社員の顔色が悪いなどの異常を感じたら病院に行くよう進める上司であっていただきたい。社員の健康は会社の健康に比例するからです。会社においては、小さな異常でも不振の前兆と捉え、放置しない企業でなくてはならないのです。異常を毎日目にしていると、異常と感じなくなるのです。職場の中で「これで良いのか?」「改善すべきは何か?」と、考えられる風土・企業は必ず発展します。そして発展は社員の幸福に比例するのです。企業の中に問題点が一つも無いことなどありません。肝心なことは、同じ問題点をいつまでも気が付かずに放置しないと言うことです。問題点がいつも机上に上がる風土こそ、活力のある企業であると意識することです。積極的に問題が上がり、積極的に改善する風土が大切です。幹部の方は特に心掛けていただきたい。

私の子供の頃は、生活が貧しくとも心の豊かさを持って日々生活していたことを懐かしく想われます。向う三軒両隣の言葉のように親戚同様のお付き合いをし、風呂が沸いたから入りに来るように声をかけていただき、子供が悪いことをしたならば厳しく叱られたものでした。時代も変わり今では物が溢れ何不自由なく食べることが出来る一方で、親が我が子を殺し、子が親を殺すという殺伐とした事件が珍しくなくなってきた時代であり、一人淋しく亡くなっていく孤独死も増えています。このような時代こそ、隣近所のお付き合いの大切さを感じます。特に、東日本大震災によって、同様の思いを持たれた方も多いのではないでしょうか。
さて、当社の創業地のビルを社会に役立てることはできないかと、予てより顧問の先生に相談しておりましたところ、横浜市に提案を持ちかけていただきました。この話を、市のこども青少年局が取り上げてくださり、青少年育成に使わせていただくとのお話があり、横浜市に活用いただく運びとなりました。3月22日に市庁舎内の記者室において、林市長さんと記者発表を行いました。市長から冒頭に鄭重なお礼の挨拶があり、「近年多くの子供や若者が不登校・ひきこもり・自傷行為・薬物乱用など様々な問題に直面しています。子供から大人まで数多くの皆さんに利用していただくような居場所にし、NPO法人の心の電話を開設、5階は豊富なスペースを活かしギターなどの軽音楽を演奏したり、学習室を用意し学習を支援する青少年指導員や地域の団体、近隣の大学などと積極的に連携・協力し、親の会や地域青少年の為に活用させていただきます」と発表されました。
当社は今年、創業50年、私たち夫婦は金婚式という大きな節目の年に、社会にお役に立つことができ感無量でございます。これも社員皆さんの頑張りのお陰です。感謝申し上げます。

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