会長の部屋

私の半世紀の前半は、高度成長期の時代で多くの会社が夢を持ち事業を立ち上げたものでした。しかし、私の創業当時は、人も無く、将来このような会社にしようとする目標を持って仕事をする状態でもなく、一生懸命に生きることに我が身を置き、無我夢中で一日一日を大切に歩んで参りました。バブルが弾け20有余年、未だ著しい回復はしておらず、厳しい経済環境の真っ只中にあります。
私の創業当時は、職業は違えども多くの仲間が我れ先に事業を立ち上げた時代でもありました。しかし、5年くらい経った頃は、その会社を立ち上げた人が、何処で何をしているのか消息も解らず、私の身の回りから姿を消していたのです。そのような中でも、日本には100年や200年続く企業が大変多く存在するのです。その秘訣は、会社は何の為に存在するのかという志にあるのではないでしょうか。経営者は、己を磨く為にも大きな企業の経営者との付き合いが成長の条件と考え、少しずつでも学んでいく必要があるのではないでしょうか。ホール経営においても、厳しい中でも必ず伸びている企業があります。それは何故かと経営者や役員はしっかり検証する姿勢が大切ではないでしょうか。いつまでも過去の経験や考え方に拘っていては、会社は伸びないのではないでしょうか。
私の裸一貫の創業期は、なりふり構わず働くことが当然でした。会社は発展と共に経営姿勢を改め組織を整える必要があります。我が人生を振り返りますと「経営はガラス張りであること」の大切さを改めて感じております。企業の決算書は社長の通信簿であるのです。大きな変化の時代を迎えております。「時代に適応すること経営なり」と意識し頑張って参りましょう。

創業50年を迎え、家内と二人で事業を始めた当時が懐かしく想い出されます。「世のため、人のためになれ」の母親の言葉を胸に秘めて上京した若かりし頃を思い出します。「光陰矢の如し」の言葉のように月日の流れの早さを改めて感じる昨今です。時は流れ50年、厳しい経済状況の中にも当社が歩んで来ることが出来た発展の道は社員の皆さんの努力の賜です。商品管理課の皆さんは、早い人では5時半に出社し仕事に付き、お客様を担当する配送の皆さんの出発が遅れないように出荷に汗を流しています。見えない所で一生懸命努力していただいているお陰で、お客様から信頼を得ることができ、発展の道を歩んで来ることが出来ました。心から感謝します。誰人たりとも無駄な人はおりません。この世の中や職場においても、雑用というものは無く、一人一人が用を雑にしたときに、雑用が生まれるのです。一生懸命に努力するところに雑用はありません。配送される皆さんにおいては、お客様を訪問した際、「心から繁盛するお店であっていただきたい」と常に意識し、元気で明るく笑顔でお客様と接し、「愛和の誰々さんは、とても素晴らしい」と言っていただけるような行動に努めてください。お客様は常に丁寧なサービスを求めているものです。それに応えるためには、これまでの実績を積み重ねてきた諸先輩の苦労に感謝しつつ、お客様の喜ぶサービスを心掛けるよう努めていただきたい。そして、当社の目指す経営理念を忘れず、忙しい時こそ丁寧な挨拶を大切にと、自らに言い聞かせ仕事に取り組んでください。
営業配送の皆さんは、「会社を代表している一人」と心掛けるよう心からお願いします。

先進国と言われた国々が大変厳しい時代を迎えております。国や政治が悪いと言っても、誰からも助けてもらえません。責任ある姿勢や行動が大変重要です。国民一人ひとりが、自己に厳しく他人を思いやる心を持ち、いつも明るく、にっこり笑うこと、他人の身になって考えること、自分に恥じない行動をするように心掛けることです。常に自分に恥じない人生を過すには、意識して人間性や人柄を磨くことです。明日は明るい日と書きます。今日は昨日の単なる延長と考えてはいけません。絶えず何かに新しく取り組む姿勢が会社を発展に導くのです。これまで経験して来た仕事であれば楽にこなし失敗することもありませんが成長もありません。人生の生きる喜びも面白味もなく達成感もありません。苦しみと楽しさは表裏一体です。苦しさが無ければ楽しさも少ないですが、また反対に苦しみが大きければ楽しみも大きいのです。どんな難しい仕事であっても思い切って全力で取り組んでみると周囲の皆さんの協力を得て出来るものです。「火事場の馬鹿力」の言葉のように、難しい場面に遭遇すればするほど、潜在能力を発揮することが出来るのです。それには常に他人を思いやる心を持つことです。
当社においては、新年度を迎え職場の異動が行われます。しっかり前向きに捉え、やり遂げて成長していただきたい。何事においても、出来ないと思う前に自らが進んでやろうとする精神を持ち新しい自分を切り拓いていただきたい。

 

私の半世紀は、辛い事も苦しい事も沢山体験させていただきました。ですが、辛い苦しいと思って仕事はして来たわけではなく、一日一日を大切に前向きに取り組んで参りました。そのような中、先日の突然の癌の宣告に悩み苦しみもしました。しかし「此れも人生」と自覚し、今では癌と向き合い共有し、しっかり人生を歩んで行きたいと思っております。人生は考え方一つで大きく変化し、生きる喜びに変わっていくのです。社員の皆さんは一日の中で多くの時間を費やすのは会社です。そこで生活する職場の仕事を充実させずして、プライベートを楽しんだり充実させることは長く続くものでもありません。私は心の戒めにある「自己に厳しく、他人に寛大たれ」を基本に歩んで参りました。人生は戦いでもあります。それは他人ではなく自分自身の心の戦いです。人は誰人たりとも強い心と弱い心を持ち合わせており、自己に打ち勝つ努力が必要です。仕事は一日一日を大切に全力を出し切ってやり遂げることで充実感や楽しさがあり喜びを味わうことが出来るのです。仕事の楽しさや喜びが自覚・発見出来ないとしたら、本気で仕事に取り組んでいるかを自問自答することです。そして己を変えていくのです。私達は誰もが生きて行く為の能力を持ち合わせているのです。現実として、問題点を発見して改善改良していく知恵もあります。自分が思ったことを勇気と信念を持ってやれば出来るのに、「私にはとても出来ない」と諦めてしまうのです。価値ある豊かな人生を過ごすには、前向きにそして必ずやり遂げようとする精神の持ち主であっていただきたい。厳しい時代を社員一丸となり目標を達成し、意義ある人生を歩んでいただきたい。

先般、お客様であり人として大変尊敬する役員の方との懇談の中で、「妻が癌と宣告され三ヶ月の命でした。元気な内にもっと優しい言葉をかけ、あれもこれもしてやれば良かったと思うことばかりです。」と悩みを話されました。立場を変えて考えてみますと、我が妻の心境は幾ばくであったのかと胸を痛める思いでした。言葉で胸が痛いということがあっても、この度は事実、私の胸やおなかが痛く苦痛を感じる一時でもありました。話しは戻りますが、懇談の最後に「今では四人の子供も成長し、子供や孫たちと一緒に過す時間も多くなり、亡き妻に感謝する気持ちでいっぱいです」と伺うと、突然のように胸の中の痛みも静かに消えました。そして心穏やかに価値観を共有し、意義ある一時を過ごし、癌患者の一人として如何に社会に役に立つ生き方をするか改めて見つめ直す思いでした。価値ある人生を過すには、知行合一の言葉の大切さを感じます。インターネットを開けば大抵の事は知ることができます。知っている人が出来る人でもなく、行動し結果を出す人が知っている人であり出来る人と自覚すべきではないでしょうか。知識と行動は別のものです。頭で理解しても行動できる人でなくてはいけません。容易なことではありませんが、お客様や会社の役に立つ行動こそ自己成長に繋がり心豊かな人生を過すことになるのです。仕事の成功者になる為には、仕事を楽しむようでなくてはいけないと言われます。しかし、言葉では理解しても簡単なものでもありません。他人の何倍も努力することで必ず結果は付いて来ます。お客様に接する営業の皆さんの責任は重大です。会社を代表するという意識をもって、お客様のお役に立っていただきたい。

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