会長の部屋

松下幸之助の言葉に「当社は電気製品を売っているのではなく、人を売っています」とありますが、これはつまり、物を売る前に人を売れと厳しく教育されていたということです。そして、これはお店においても会社経営においても同じです。お客様に感謝され、感動を与えることが出来なければ発展の道はありません。同じ商品、同じ値段ならば担当している人の魅力で買っていただけるのです。お客様が最終的に決め手にするのは、結果には必ず原因があるのです。社員の育成なくして企業の繁栄もありません。社員の人間的魅力とは、資質、個性、教養、人生の経験により変わっていくのです。人間がこの世に生まれたのは、自分を磨く為だと言われます。嫌な事を避けることなく前向きに自らを磨き上げる努力をしてください。厳しさに耐え、己を磨かなければ成長することは出来ません。人間は考える力もある一方、怠け心もあります。しかし努力は無駄と考え、実践・行動しなければ人間として豊かな人生を歩むことは出来ません。自分が良ければいいと、自己中心的な気持ちでいると、相手が喜ぶことより自分の喜びを優先するものです。常に改善する為にはと、問題意識を持って行動して下さい。それには、今やっている仕事は、何の為の仕事か、誰の為に役に立つのかを考えてみることです。もちろんお客様の為ではありますが、実は誰の為でもなく自分の為でもあるのです。ビジネスは信用で成り立っているのです。一度信用を失えば、それを取り戻すのは至難の業です。常にお客様を第一と考え、お客様を中心に考えるようにして下さい。

 

創業50年、金婚式を迎え新しい一歩を踏み出す一年と心して、皆さんと一緒に有意義な人生を歩んで行きたいと思います。癌にかかり悩み苦しみもしました。神のご加護を受け、元気で過すことが出来ることに感謝しています。また、世の中には癌患者が多いことに驚いています。これは私が癌にかかり癌患者を意識するようになったからわかる事です。健康も仕事も何事も意識するから行動に移っていくのです。不治の病と言われる癌にかかり空しさも感じます。しかし、他人の心の痛みも一層強く感じるようになりました。社員一人ひとりの健康の大切さが多勢の社員や家族を守ることになるのです。苦労や挫折を乗り越えることの大切さ、企業の社会的責任の重要さを改めて知る昨今です。過去を振り返れば、従業員の満足度を上げると言っても、会社の規模が小さい内は、なかなか出来ないものでした。従業員の満足度は企業力の大きさと共に変わっていくのです。しかし、厳しい時代を迎えております。このような時代ですから、企業間の格差は広がっていきます。厳しさを耐え発展していくには、皆さんの成長が基本となるのです。それには、仕事や人生の目標を持つことです。それを実現するには、今、何が必要か、改善すべきは何かを検証し提案する社員の皆さんであっていただきたい。そして、小さなことを地道に積み重ねていくことです。人間として成功するには、人間力を身に付けることです。人間は人の間と書きます。人の力を借りることで成長し、成功の道を切り開くのです。人間は一人で生きて行くことは出来ないのです。他人の痛みを知ることの出来る人であって下さい。

我が故郷を後にして早や60年、時の流れの早さを改めて感じます。昨年の秋に兄が入院しお見舞に行った際は、喉に管を入れて呼吸する状態で、話すことが出来ず大変苦労している様子に、私は心を痛めて帰って参りました。入院生活が長く気力や体力も落ち大変心配しておりました。
今回は、私の身体も回復に向かい、元気な姿を見せ勇気を与えたいとの思いで、入院している兄の病院を訪ねました。兄の食事は流動食から変わり、多少通常の食事が摂れる様になった事や、ベッドから立ち上がり車椅子につかまり歩く姿を見て感動し涙する一時でした。私の兄弟六人の内、四人が亡くなり、今は兄と二人です。兄と筆談し、何が何でも今一度元気になっていただきたいと思う私の気持ちと、本人の必ず良くなると思う気持ち、また家族の支えこれら全てがあって回復に向かっているのだと思いました。一方、生あるものは全て死に向かっているものの、気力の大切さを改めて知る思いです。年を取ると涙もろくなると言われますが、苦労を知り、人の情に触れ、他人の痛みも知ることで涙もろくなるものと身を持って感じました。
お見舞を終え、夕刻から名古屋営業所の皆さんと楽しい一時を過すことができました。社長が申しております「マイチャレンジ・チームチャレンジ」について話をして参りました。社員一人ひとりが目標を持って前向きにチャレンジすることが大切です。人生においてもビジネスにおいても目標がなければ達成感もないし前進も成長もありません。目標を持ち挑戦し実績を積み上げれば自信となるのです。社員一人ひとりが経営に参加しているのだという意識を持つことが、部下の育成や会社の発展に繋がって行くのです。改めて社員の成長を願う名古屋の旅でした。

当社の創業期は、日本の高度成長期であり、国民全体が夢を持ち人生を歩んで来た時代です。時代は変わり今の政治家の先生方は、国民の為の政治ではなく政局の為の政治に、終始、国民は空しさすら感じているのではないでしょうか。しかし政治に愚痴をこぼしていても会社は良くなりません。会社は皆さんの努力や考え方一つで良くなります。例えば、人間は誰でも叱られるといい気持ちはしないものです。しかし、叱られたことを逆恨みし反抗的な態度をとったり愚痴を言っているようでは一人前のビジネスマンにはなれません。当社も過去には感情的に部下を叱り、時には仲間同士で喧嘩をしている様子を見かけたものでした。時代も変わり、上司は叱ることができない人が多くなったように思われます。「叱る」と「怒る」は違うのです。叱るとは、部下の成長を願って叱るのだと心してください。そして「迷惑をかけました。申し訳ございません」と素直に頭を下げる柔軟性を持っていただきたいと思います。ミスをして叱られたことをきっかけに、自分の評価を高めることもあるのです。
当社では47期を迎え部署異動や昇進昇格者がありました。役責も上がり部下を持つ人は、立場を通じて厳しく指導することもあることでしょう。叱りたくて叱る人はいないのです。叱られた方が嫌な気持ちになるのと同様に、叱った方も嫌な気持ちになるのです。叱るには叱る必要があり、成長を願う気持ちであると意識し、同じ失敗を繰り返さないことです。自分では気付かないことを教えていただいた、叱られた理由がもっともだと思えれば、成長するための目標を立てることが出来るのです。「一つ叱られれば一つ成長する」と捉え、素直な気持ちが信頼を勝ち取るのです。失敗しない人は誰人たりともおりません。問題はその時の態度や考え方であり、それにより人生も変わっていくのです。

 

言葉は言霊と言われるように、マイナス思考の言葉を発すればマイナスの言葉が返ってくるのです。愚痴や不平不満、困った、辛い、苦しい、駄目だ、嫌だ、つまらないと思うと必ず我が身に振りかかって来るのです。言葉には我々が考えている以上の力があると心して発言に気を付けることが大切です。必要なことは、自分を変えることであると意識していただきたい。社員の皆さんの中には、幼い子供を持つ人も多勢いることでしょう。子供には「お前は駄目だ、頭が悪い」と言い続けると本当に駄目な悪い子に育っていくのです。逆に「お前は素晴らしい、頭がいいね」と話をすることで実際に頭の良い子に育っていくのです。言葉には大きな力があると心して子供の教育に当ってください。
私は突然の病に陥り、改めて自らに言い聞かせ努力しております。それは、常にプラス思考の方との接触に努めていることです。マイナス思考を捨て、常にプラス思考に人生を歩むことの大切さを身をもって感じております。皆さんも朝起きたときにお天気が雨の日は、嫌だ、会社に行きたくないと思うこともあるでしょう。雨の日や寒い日は誰でも嫌だと思うものです。だからこそ一層プラス思考に物事を考えお客様を訪問することで、お客様から「雨の日にかかわらずご苦労様」と言葉をいただき、お客様との信頼は一層増すのです。先般、信金の総代会に出席した際、理事長さんが社員に常に話されている「靴底を減らせ、耳を傾けろ、汗を流せ」という言葉を挨拶の中で聞かせていただきました。それは、常に積極的に出向くことであり、どんな小さな事でもお客様の声を聴き素早く応えることです。「自分の為に汗を流すのではなく、お客様の為に汗を流す」と意識し行動することが不況を乗り切る基本であると考え、心して行動することが大切です。

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