会長の部屋

野田総理が14日の党首討論の結果、16日に衆議院を解散し、総選挙へ突入しました。民主・自民・公明の党首会談で「近いうち」解散の合意から三ヶ月に及んだ解散決議は、衆議院本会場に届いた万歳三唱とともに幕を閉じました。与野党政権交代をかけた選挙戦に突入し、12月4日に公示、16日に都知事選と同じくして投票が行われることが決まりました。景気回復の足がかりを作り、日中・日韓の領土問題に力を注ぎ、来年は少しでも良い年に成るように願うばかりです。
経済に目を向けますと、トヨタ自動車が今年75周年を迎えましたが、今月初めに本社にある創業者の銅像の前で、豊田社長は役員とともに「我らが現役の時に花が開かなくてもいい、先人たちがそうだったように次の世代のために頑張ろうと誓った」と報道されています。戦後不況、石油危機、米国との貿易摩擦、円高などトヨタの歴史をひもとくと苦難のない時代は一度もありませんでした。今後も一つ一つ問題を乗り越えながら、その度に収益力を鍛え上げるトヨタ流で次の25年を地道に愚直に少しずつ大きな花を咲かせていく方針とされています。厳しい国際情勢の中に、トヨタが11月5日に発表した2013年3月期の連結営業利益予想は、前年同期比3倍の1兆5000億円です。この数字は従来の予想に500億円を上乗せしたと言われます。2年前に米国での大量リコールに揺れ1000万台の回収に追われ、信頼は地に落ちたが諦めなかったと言われております。振り返るとリコールの際に豊田社長が、涙を流し記者発表をしていたことが思い出されます。当社の社長が幹部の皆さんに日経新聞を読みなさいと厳しく指導しておりますが、正に新聞は情報の宝庫です。政治・経済・文化・国際問題など過去と現在、更に未来を知るために新聞を読み自らを磨いていただきたい。

自分が変われば相手も変わり、相手が変われば心も変わり、心が変われば行動も変わり、行動が変われば習慣も変わり、習慣が変われば人格が変わり、人格が変われば運命が変わり、運命が変われば人生が変わると言われます。運命とは運ぶ命と書きます。厳しい時代、環境の変化の中でまず掴むべきはホール業界の変化、お客様の変化であります。お客様の視点から、当社はどのように変わらなければならないのかを見極めなければなりません。お客様が企業や商品を選ぶ要素は品質、価格、サービスの三つであり、品質はメーカーに対する信頼、サービスは社員の態度・信用・企業の品格で決まります。大切な事は、商品の品質、価格、サービスの組合せによって当社の評価が決まることです。一番大切なのは社員の皆さんの営業姿勢、訪問回数、電話応対であるのです。当社が50年存続する事が出来たのは皆さんの努力であり、お客様に恵まれたお陰でございます。これからは一層厳しい時代が到来します。一層の皆さんの努力が必要と思います。社会が豊かになり良いサービスに慣れたお客様は目が肥え、一定のサービスではお客様は満足されないのです。お客様の要望を聞き、それを受け止めて迅速に行動する事が大変重要と思われます。時代は変わり、インターネット通販のように非対面によるサービスを選ぶ時代でもあります。ネット事業が益々盛んになってくるものと思われます。このようにお客様のニーズは常に変化しているのです。時代が厳しく変化する時は、企業も人も生き生きと明るく笑顔で行動する姿勢を取る事こそが、厳しい時代を生き残り勝ち残る基本であるのです。

東日本大震災があり、景気低迷に悩む日本の経済、政治を見ても、国際社会における日本の政治が諸外国から信頼を勝ち取り、国家国民の政治が行なわれているとはとても思える状況ではなく、将来の不安を感じせずにはいられません。ホール業界を見ても企業間の格差は一層激しくなり、大変厳しい時代を迎えております。当社に置きかえてみると、その役割は、お客様に信頼を頂き、営業に努力し信頼を勝ち取る事であり、それができることが生き残る基本であるのです。現場と経営の両方を知る幹部こそ、変化に対応する事の出来る人物であります。トップに時代の変化を知らせ、会社が変わるべき提案が出来るのも、またその為に部下を指導し動かしていけるのも幹部であるのです。幹部自身が時代の変化に対して如何に対応すべきかを明確に持ち、部下に対しては「何故変わらなければならないか、どのように変わらなければならないか」を語っていく事が必要ではないでしょうか。ホール業界が取り巻く環境は、私が過去に経験をしなかった大きな変化をしてきています。デフレスパイラルの時代、売上の達成が厳しい時代を迎えております。商品やサービス、流通や組織一人一人が役割を果たす使命について見ても、今までと同じ事をしていては生き残って行くことが厳しい時代です。このような環境変化に対応する事が変わる事であり、企業が生き延びるという目的の為の手段であると心して頂きたい。存続すればいいのではなく、100年続く企業を目指し社員の幸福を願う事が最大の目的であるのです。理想とする会社に変えていくのだという強い意志を持って挑戦する事が必要です。自分が変われば職場も変わり会社は必ず良くなっていくのです。

日本の経済は技術を武器に大きな発展を遂げて参りました。技術だけでは新興国である諸外国に勝てない時代を迎えております。又、変化の激しい時代が続いている中、業績の良い企業と悪い企業がはっきりと分かれる格差の時代でもあります。企業が社会から厳しい目で選ばれる時代であり、このような時代をチャンスと捉える事の出来る企業が生き残っていくのです。以前にもお話をしておりますが、このような時代こそ、「1.靴底を減らせ、自らが積極的にお客様を訪問する事が大切です。」「2.耳を傾ける、お客様の声はどんなに小さい事でも良く聞く事です。そして素早く対応する事です。」「3.汗を流せ、お客様の役に立つ事に全力を挙げる事です。自分の為に汗を流すのではなくお客様の為にする事です。」厳しい変化の時代に幹部の果たさなければいけない役割は益々大きくなっています。各支店、営業所、幹部の営業姿勢が企業を左右するのです。トップの方針を理解し経営者の視点を持ちながら、一方ではお客様視点に立ち、行動出来る幹部であって頂きたい。トップと現場の視点を兼ね備えた幹部こそが、変化を掴み厳しさをチャンスと捉える幹部となり、企業の主役として支える人財になるのではないでしょうか。それがトップに信頼され部下があの上司ならばとついてくる、変化に立ち向かう幹部の姿ではないでしょうか。4000年の歴史を持つ中国が生んだ偉人に孔子がいますが、彼の弟子が残した「論語」という書物の中に恕(ジョ)という言葉があります。恕とは常に他人の立場に立って物を考える優しさ、思いやりのことであり孔子はそれが大変重要であると言っています。

私が商売を始めた50年前は、皆さんには想像の出来ない時代でもありました。日本は戦後67年、「アメリカに追い付け追い越せ」と国民一丸となり先進国として名を馳せ、急速な発展を遂げて参りました。今日の日本の社会は豊かな国となり何不自由なく暮らすことの出来る時代でもあります。しかし一方で、私の子供の頃は、隣近所が助け合う精神を持ち合わせた時代でしたが、今は隣近所に誰が住んでいるか分からない無関心な殺伐とした時代でもあります。
日本は自殺者が12年連続3万人を超え、自殺大国と言われています。自殺に関する意識調査によると、自殺をしたいと思ったことがあると答えた人は23.4%に達していると言われます。しかし、人口別にみると日本より韓国が多いと言われます。日本の自殺の原因は、子供であれば「いじめ」であり、大人においては「倒産、失業」など経済的な原因がトップであり、「病気」「人間関係」の順であります。自殺を考えた人がどう乗り越えたかという調査によると、「家族や友人、職場の同僚に悩みを聞いて貰った」が一番多いと言われます。昨今、人と人との関係が希薄になっています。人間関係の中で大切なのは仲間であり、近所付き合いではないでしょうか。「遠くの親戚より近くの他人」と言われます。何か困ったことが起きた時は、すぐに駆け付けてくれるのは、同僚や仲間であり隣近所の人たちではないでしょうか。その為には日頃から他人を思いやる心、人間として人柄の大切さを感じます。職場においては同僚を大切にすることです。企業においては、お客様のことを考え、お役に立つことの大切さ、例えば東日本大震災により災害にあわれた皆さんの心の痛みを考えるような他人を思いやる精神の大切さを感じます。

 

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