我が故郷で有名な「きんさん、ぎんさんの長寿の秘訣」を病室のテレビを通じて見る度、休養という薬をいただいたと改めて感ずる思いです。ぎんさんの子供さんは、98歳の長女につづき、96歳、93歳、88歳の娘さんが四人であり、親に劣らず元気な様子を伺うことが出来ました。元気な秘訣は、親の教えをしっかり守っていることです。 その教えとは、1・自分の事は自分でやる 2・散歩する、おしゃべりをする 3・笑う門には福来る、笑うことに心掛ける 4・感謝を忘れない 5・野菜・魚は必ず食べる、 とのことです。四人の姉妹は、天気の良い日は、末の妹さんの運転で菩提寺にお参りに行き、帰りには長女の家に立ち寄りおしゃべりをし、未だ誰のお世話になることなく、食事や洗濯は自分ですることが日課で、薬をあまり飲んだことが無いとのことです。年をとっても、程良い散歩、バランスの良い食事の大切さ、治療医学より予防医学の心得の大切さを感じます。私は、一人静かに考える時間をいただき、我が人生を振り返りますと、若い時は「自分がせずして誰がやるか」という時代を過ごし、暴飲暴食もあり胃腸にも大変負担をかけた付けが回って来た思いです。人間は泣いて生まれ、一人静かに死んでいくのが人間の運命であります。運命とは運ぶ命と書きます。人間である限り生きるということは、苦しい事や辛い事があるのは当然と自覚し、努力することで人生を変えることが出来ると意識しましょう。サミエル・ウルマンの言葉に「真の青春とは、若き肉体にあるのではなく、若き精神の中にこそある。年を重ねるだけで人間は老いない。夢を失った時にはじめて老いる」とあります。この言葉をしっかり受け止め頑張って参りましょう。
坂には、まさかの坂があるように、何が起きるか解らないのが人生であると、身をもって感ずる日々でした。先月25日予定通り沖縄へ出張し、那覇空港で沖縄のU所長の迎えを受け、2時から取引先2社を訪問し社長様はじめ役員の皆さんと懇談し、5時30分T社員のお母さんにご挨拶申し上げ、6時15分ホテルにチェックインしました。6時45分に沖縄の社員の皆さんと合流し楽しく食事をして過す予定でしたが、急激な寒気に襲われホテルの椅子に座って間もなく意識を失い、気がつくと吐血していました。U所長の大きな声で、通りすがりのTさんという看護師の対応によって、気を取り戻すことが出来ました。また偶然にも社長が夕刻沖縄に入っており、近くのホテルから駆けつけ、一緒に救急車に乗り那覇市立病院に入院しました。まるでドラマでも見ているような体験をしました。土曜日には、家内が駆けつけ看護に当り、皆さんに支えられて退院する運びとなったことに、関係各位の皆様に心からお礼申し上げます。一人で静かに過す傍ら、人は生きているのではなく、生かされているのだと改めて感ずる思いでした。
厳しい時代、世の中も我が身も刻一刻と変わり続けています。私達は毎日を注意深く生きることが必要と思います。社員の皆さんも、今日一日が健康で精一杯頑張ることができたか、何か問題はなかったか、と十分注意を払う必要があります。仕事であれば、業績を維持するのはお客様の動向を見極め、毎日様々な手を打たなければなりません。
皆さんの家族が幸せに過すには、人一倍の努力が必要と意識し、家族を守る努力を惜しまないでいただきたい。
私が事業を始めて50年、今までの人生の中で人に言えない多くの失敗もして参りました。私を「お人良し」と思う人も多くいたことでしょう。しかし、裸一貫の無一文から始めた人生です。色々あって当然です。私の人生は他人に迷惑をかけて歩んで来たものではありません。個人で他人にお金を貸し、保証人になり、辛い事や苦しい事も多く経験しましたが、その経験が私を成長させてくれました。私の失敗を社長始め幹部の皆さんに伝えることは、同じ失敗をしないで貰いたいと思う気持ちからです。
この半世紀、当社に多くの人が入社し、また辞めて行った人も多くいます。今、出会った人達が恵まれた人生を歩んでいるかと考えてみると、自分の利のことしか考えることが出来ない人では、心豊かな人生を過すことは出来ないように見うけられます。縁あって当社に入社し、社員になった皆さんも理想と現実のギャップを感じることもあると思います。上司になった人が、部下にどのような思いで接するかによって部下の未来も変わります。部下は上司を選ぶことはできません。だからこそ、上司は部下の成長に責任があるのです。部下に嫌われることを恐れて注意も指摘もできない管理職や、一度や二度の指導で改善が見られないと諦めてしまう管理職が多いという声を聞きます。子供を育てるのと同じで、10回でも20回でも言い続ける努力が上司には必要です。部下も最初から優秀ではないのです。鍛えれば必ず優秀な部下になります。部下の成長は上司に比例します。何事においても諦めず頑張っていただきたいと思います。
当社も社員・アルバイトで250名にも及ぶ人達が頑張っております。皆さんの頑張りがあればこそ、当社の今日の発展があるのです。厳しい時代にあって、人財育成なくして企業の繁栄はありません。それには、リーダーは、厳しさの中にも部下を思いやる心を持ち信頼される上司でなくては、組織は成り立って行きません。優れたリーダーになるには、早い段階から上司の立場を理解し、上司の立場で仕事をする意識を持つことです。例えば、係長は課長の仕事をし、課長は部長の仕事をすることで人は成長していくのです。全社員に同じように仕事をさせたからといって同じように出来るものでもありません。上司は部下を育て見極める感性が必要です。リーダーは「私が経営者だったら」と考え行動する意識が必要です。少々無理なように見えても高い仕事を任せて人を育てていくことで、組織は変わって行くのです。
当社のお客様で発展されているお店では、若い店長さんがたくさん活躍されています。それが出来るのもバックヤードで上司・役員の皆さんが支えることで現場は若返っているのです。組織が大きくなればなるほど、報・連・相の大切さを感じます。
松下幸之助さんの経営の要諦に「大切なことは、任して任せず」を口酸っぱく言っていたと、言われています。松下幸之助さんは「任すと言われたからといって、まったく勝手にやればいいのではなく、任されたが任せたほうは、どう考えるのだろうかという思いを巡らせて報・連・相の経営をしていくことが大切」と教えたと言われています。
70歳を過ぎ月日の流れの早さを改めて感ずる昨今です。私は8年位前からブログを書き始めました。過去を振り返り100歳まで元気で生きるには如何にあるべきかと語るようになって、私の友人の皆さんから「100歳を元気で迎えるには」と、励ます会「百笑会」を作っていただきました。心から感謝する思いです。社会に生かされている限り、何かお役に立つことの出来る人生を多くの仲間と一緒に歩みたいと願っております。その為には、良い影響を与えることの出来る人生とは如何にあるべきかと考える昨今です。
私の子供の頃、戦後の苦しい暮らしの中にも、隣近所や家族の絆には強いものがありました。私の両親は寝る時間を割いて働き、大勢の家族を養ってくれました。父は私が14歳の時に亡くなり、私の人生も変わりました。母は18年前の9月15日104歳で亡くなりました。他人に何一つ迷惑をかけることなく天寿を全うしてくれました。「親を想う心に勝る親心、今日のおとずれ何ときくらん」の吉田松陰の言葉を噛み締める思いです。戦後66年、時代も大きく移り変り、私が事業を始めた頃は、少しでも生活が良くなるようにと、寝る時間を惜しんで働いた時代でした。今はそのようなことを言っている程、甘い時代ではありません。社員の皆さんも夢を持って働くことの出来る職場とは如何にあるべきかを考え、自分自身の将来は自分で作り出すという意識を持ちましょう。年間・月間・一日の目標を立て、何をすべきかを自分で決め努力することで、職場を変え豊かな人生を歩むことができると確信しています。




