日曜日のテレビ番組の中で、日本と韓国の違いについて、北海道大学の名誉教授の「決断力の違いを感じます」との話を聞きました。韓国は発展途上につき創業者が経営に係わり決断が早く発展に寄与していると思います。企業においては、議論は充分行い最後にトップは決断する勇気が大変重要であり、国民性の違いを感じる思いです。
我々の青春時代と違い、恵まれた世の中になり、苦労は可能な限りしたくないという考えでは、長い人生、幸せを感じることも出来ないのではないかと思います。環境によって意識も変わっていくものです。人間の能力は置かれている環境で大きく左右されるのです。環境によって素晴らしい能力を引き出されることもあれば、せっかくの能力を潰されることもあります。「ローマは一日にしてならず」の言葉のように、当社においても来年創業50年を迎えます。これも先輩の皆さんが地道に努力していただいたお陰です。しかし、当社のお客様でも、業績の良い店舗様においても3年前と比較すると今年は売上が2割落ち、中小では平均5割は落ちています。当社が目標達成できているのも多くのお客様に支えられ今日があるのです。社員の皆さん、特に営業の皆さんは、お客様に心から感謝する思いで仕事に取り組んでいただきたい。
私が事業を始めた当時を振り返りますと、物もない、人もいない時代に、お客様の紹介を受け、新規の取引をいただいた時や、飛び込み営業で取引ができた時は飛び上がるほどの喜びでした。そして、勿論のことですが退席するときは会社やホールの玄関先で丁寧に頭を下げ、心から「ありがとうございます」と感謝の思いを伝えて帰った当時が懐かしく思い出されます。自分の努力で新規取引ができた時、大変嬉しくお客様が可愛く感じられるものです。

 

来年創業50周年を迎えるにあたり、浅学な私が無事に大勢の社員の皆さんと元気で働くことができるのも、多くのお客様に支えられて今日があるのです。50年前と違い、時代は大きく移り変わり大変厳しい過当競争の時代を迎えております。
このような厳しい時代に必要な心得として、お客様は勿論のこと、仕入先メーカー様と商談する際には、謙虚な姿勢で対応していただきたい。謙虚な人柄で仕事に一生懸命努力している人に対して、たとえ間違いがあっても今回は勘弁してあげようと、理解いただくことになるのです。反対に相手によって差別し偉そうな態度を取る人は、引きずり下ろそうという相手の気持ちに拍車をかけることになるのです。企業はそれがたとえトップであっても、職場のリーダーの考え方が現場で働く人達の行動と比例するものです。社会から必要とされる企業を目指すには、自分だけ良ければという考えでは絶対に多くの人達から評価されることはありません。リーダーの心得として、褒めるなら本気で褒める、叱るなら自分の都合でなく会社の立場をしっかり理解して叱り、感謝するなら本気で感謝し、詫びることなら本気で詫びる、それが人として信頼関係を築く基本です。
如何に良い縁に触れても感性の悪い人は気がつかないものです。幹部の皆さんは特に心していただきたいと思います。相手が悪いのではなく自分が人を動かす素直な心が足りなかったと心して熱き想いを語っていただきたい。言葉上手に話すことでもありません。お客様に対しては、電話より企業訪問し、心のこもった挨拶が大変重要であるとして仕事に取り組んでいただきたい。

リンクアンドモチベーション小笹社長の講演会が終り、私の隣テーブルにつかれての第一声が、「私の最初の講演は、19年前リクルートで課長の時に、箱根の富士屋ホテルで愛和会の総会でさせていただいたものでした」と話を聞き、大変感激しました。この度の出会いは、偶然ではなく必然の出会いであったことを改めて感じた一時でした。講演会の席を作っていただいたお客様や当社の社長の働きに感謝する思いです。この度の講演の題名が「仕事の哲学、成功へ導くモチベーションシップ」で、話の内容を一部紹介します。まず、リクルートを退職され11年で東証一部上場されたことに敬意を表します。仕事については、
1.面白い仕事「つまらない仕事」があるのではなく、自分と向き合うことによって考え方が決まる、「こんな仕事は」と思って仕事をしていては、いつになっても自分は変わることが出来ない。
2.働く目的は「自由」を得ることである。労働を苦役と思わず努力して仕事をする。仕事を通じて信頼を重ねれば自由が得られる。
3.信頼は約束と実行から生れる。約束すること・実行することでお金だけでなく信頼という残高が得られる。
4.仕事の「報酬」は仕事である。良い仕事をすることで新たな仕事を与えられ、自己の成長に繋がり、良い仕事をすることで役席もあがり、好循環に発展する。
5.変えられることにエネルギーを注ぐ。人は変えられないことで悩むものです。まず変えられることに力を注ぎ、変えられないことに悩むな。それに気づいた自分は変えることができるのです。

先般、アサヒビールの元副会長の中條高徳さんにお目にかかる機会を得ました。3時間に亘りお話と食事を頂きながら、素晴らしい人柄に触れ日本人として今何が必要か思い知らされた一時でした。中條さんは元陸軍士官学校出身で、今年5月には84歳になられるとのことでした。靖国神社の遺族会の会長をされ、毎日神社にお参りを欠かしたことがなく、競歩、逆立ち、ラジオ体操、腕立て伏せ50回のメニューをこなしている等、健康には自信があったそうです。昨年の10月に心筋梗塞を患いましたが、医学の進歩であるカテーテルのお陰で、今日皆さんの前でお話できることに感謝する思いとのこと、そして日本人として如何にあるべきかのお話を頂きました。
戦前の日本人は修身教育をしっかり学び、国の為に役に立つ人間でありたい、我が身を捨てる思いで私は3度死にましたと話されておりました。一度は戦争により国の為に、二度目はアサヒビールが危機的な状態に陥った時、三度目は昨年の秋、心筋梗塞で死に直面した時とのことでした。日本人に必要なのは忠誠心です。理想を失った民族は亡びるのです。その為には国の歴史を忘れた民族であってはいけませんし、すべて物で価値を決めるようでもいけないのです。そして人間学を学ぶことです。今の若い人達は自分の都合のいい要領学を学んでいるようです。渋沢栄一が「右手にソロバン左手に論語」と言いましたが、指揮官は決断力を養うために孔子の思想や兵法を学ぶことが必要です。
会社においても、希望や理想を語ることができない企業はいずれ亡びていくのです。その為には社員の皆さんは「昨年より今年、先月より今月は」と考え、行動に移し進化しなければ社会は必要としなくなるのです。価値観の共有の大切さを改めて感じます。

「光陰矢の如し」と申します。時代の変化・時の流れの速さを昨今改めて感じます。愛和食品を立ち上げ来年は創業50年を迎えます。健康で家内共々過ごすことができるのも、皆さんが日々努力を惜しまず頑張っているお陰です。一方、浅学な私が今日まで頑張って来られたのも、両親から健康な体を授かったお陰です。「心身共に健康たれ」の言葉のように、会社の健全なる経営や発展なくして私の健康もありません。私が30年前に「企業の繁栄は教育にあり、価値観を共有する風土を創ろう」をテーマに取り組んで参りました。社員との価値観の共有の大切さを改めて感じております。日本の政治経済も大きな転換期を迎えております。
今年の十二支の干支は、カノトの卯です。カノトとは辛抱の辛で辛いと書きます。今年一年は国民全体が耐え忍ぶ年になると思います。社員の皆さんは、厳しさに耐え忍びお客様のお役に立つ努力を惜しまないでいただきたい。
社会から評価される人財は、仕事に没頭する厳しさが必要です。同時に自らしっかり目標を持つことです。掲げる課題や目標に対し、達成に向けて集中せずして具体的な実績を上げていくことは決して出来ないと自覚していただきたい。そのためには三現主義の「現場・現物・現実」を知ることです。お客様の動向を知らずして厳しい時代に勝ち残っていくことはできません。皆さんに必要なのは自律性です。誰かに言われて、やるのではなく、自らが事業主であると自発的に実行する意識を持つことです。そして自らが先頭に立ち、して見せて、改善改革に努め、業界のリーダーとして成長していただきたいと思います。

このページの先頭へ

会長の部屋

<   2011年2月   >
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28          
リクナビ2018 エントリーはこちら
ひまりちゃんを救う会
カナカツ
神奈川福祉事業協会
神奈川被害者支援センター